
誰もが思いやりを
持てる社会であるために。
MESSAGE
大栄産業株式会社は、群馬県前橋市、東京都内を拠点に「環境設備事業」を主軸とした事業を展開しています。30年の経験を活かし、環境保全・環境不可低減を継続的に取り組んでいます。
代表取締役 戸塚 和昭
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祖父の教えで「人助け」が信念に
私の幼少期はとても波乱万丈なものでした。6歳の頃に母が家を出ていき、父に育てられました。
父は料理が得意ではなかったため、朝食はパンと牛乳、ヨーグルトが並ぶことが多かったです。
その後、祖父母が心配して私を引き取り、小学3年生からは祖父母と一緒に暮らすようになりました。
そこで祖父から、大切なことを教わる機会がありました。
困っている人を助けること。
そして謙虚に、人に優しく、潔く生きること。
祖父の言葉は私の人生における信念になっています。そのため、私にとって人助けは義務だと感じるようになりました。
社会貢献という言葉よりも、「困っている人を助ける」という表現の方が私にはしっくりくるかもしれません。
私が大栄産業を起業してから今年で22年目。人に使われたくないという思いで事業をはじめて、苦労しながら続けてきました。
その歩みの中でも祖父の言葉は私の中にずっと残っています。
経営者として「困ってる人を助けなさい」という祖父の教えを体現したい。
その思いは事業にも現れています。 -
企業としての社会貢献が人材を育てる
大栄産業として行っている社会貢献活動については、社員にもきちんと話すようにしています。
伝えていくことが社員を成長させることにもつながっているように感じます。
大栄産業はWORLDCLEANUPDAYというゴミ拾い活動の群馬事務局をしています。
年4回の清掃を10年以上しているのですが、大栄産業ではなく「ぐんま思いやり拾い隊」という名前で活動をしています。
そこにはゴミをひとつ拾うことで、思いやりも拾うという意味を込めています。
ある有名な経営者が「目の前のごみをまたぐな」という話をしていました。これは大栄産業の仕事上のルールでもあります。
空き缶でも、ペットボトルでも、他人が捨てたゴミを拾う。
見て見ぬふりをしてゴミを跨いではいけない。
それによって優しい人間が育っていくのです。
従業員としても単純にお金を稼ぐだけではなく、社会のためになっているということが、仕事のモチベーションになっているように感じます。 -
“名ばかりSDGs”にならないために
いま、世の中ではSDGsという言葉が急速に広まっています。
ただ、私個人の感覚として言葉だけが独り歩きしてしまっているケースもあるように思います。
私もSDGsのバッジをつけていますが、所属している会社からSDGsバッジをつけるように言われたからつけているだけ、という人もいるわけです。
言葉だけのSDGSではなく、本気で私たちが次世代を担う子どもたちに対して何ができるかを考えなくてはいけない。
そのためには企業、そしてそれを担う経営陣が本気で取り組まなければなりません。
会社を潰してまでしようというわけではありません。身の丈に合ったことでも、できることはいくらでもあります。そして社会貢献活動をしたら、それを大いにPRすれば良いと思います。
そうすることで、SDGSは必然的に広がっていきます。
企業活動を通じて、豊かな地球を子どもたちに引き渡す。それが私たち世代の使命だと考えています。
当社のこれからの夢子どもの未来を守るために

困難の中で「人を助けること」の大切さを学び、その信念が今の経営にも息づいています。
企業にとって本当の社会貢献とは形だけのSDGsではなく
次世代のために何ができるかを本気で考え、行動することです。
大栄産業では、WORLDCLEANUPDAYをはじめとした活動を通じて
社会に貢献しながら社員の意識も育んでいます。
事業を通じて人と社会に貢献し、その想いを次の世代へつなげていくこと。
それが私の使命だと考えています。