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MIRAI CREATE 未来をつくる“きっかけ”を!

大栄産業グループ
環境レジリエンス事業で系統用蓄電池事業とAIデータセンター事業へ本格参入!
台湾 TRUEWIN テクノロジー株式会社及び台湾プラスチックジャパンニューエナジー株式会社と戦略的パートナーシップ契約を締結し、再生可能エネルギーの普及と電力システムの安定化を武器に社会貢献事業へ!
https://d-sangyo.net/

2025 年 10 月 23 日
大栄産業グループ及び株式会社REK(本社:群馬県前橋市、代表取締役社長:戸塚和昭)は、日本国内における系統用蓄電池事業と AI データセンター事業への本格参入を決定し、台湾国に本社を置く、GX グリーンエネルギー発電施設の開発・販売や蓄電システムメーカーである、台湾 TRUEWIN テクノロジー株式会社(台湾新竹市東区、会長兼 CEO:李衍飛博士、以下「TRUEWIN」)と台湾プラスチックジャパンニューエナジー株式会社(東京都港区、代表取締役社長:連佩斌、以下「FORMOSA」)との間で戦略的パートナーシップ契約を締結しました。
AI による需要制御技術と高い安全性を持つ UPS リチウム鉄蓄電システムを組み合わせ、日本の商用蓄電市場及び AI データセンター事業に参入することを発表します。
■事業参入の目的
創業 25 年 わたしたちは環境防災整備に関わるプロとして、地球環境にやさしいエコな未来と誰一人取り残されない持続可能な社会の実現に貢献してまいりました。 脱炭素や気候変動対策といった環境分野の目標達成に向けて、再生可能エネルギーへの移行が世界的に加速する中、日本国内においても風力や太陽光などの導入拡大が進んでいます。しかしこれらの再生可能エネルギーは発電量が天候に左右されるため、電力需給の変動に対応する調整力の確保や、電力需要の少ない時間帯に発生する余剰電力の有効活用といった電力システムの安定化が課題となっていました。
また、生成 AI の台頭により、あらゆる産業で AI 活用が進むなか、膨大な演算処理とデータ管理を支える AI データセンターの重要性が急速に高まっています。わずか数年で急速にその需要を高めている背景には、AI 技術の普及と膨大なデータ処理ニーズの増大という、現代社会ならではの変化があります。2030 年代にはテクノロジーの発展や少子化の影響により、あらゆる産業や個人への AI サービスの提供が予測され、2040 年のデータ流通量は2020 年の 348 倍にもなると試算されています。
メガソーラー事業における環境破壊を見直すとともに、つくられた電力をいかに蓄電し、需要と供給のバランスを保つことができるかが社会課題となっている昨今、電力系統に接続する蓄電池の需要が高まっています。 当社は、 企業が積極的に「蓄電所」の運営に参加できる、系統用蓄電池一括受注サービス D-Package を提供します。
また、フレキシブルパネルやペロブスカイトによる太陽光発電事業の提供、 電力と水を完全に自給自足するトレーラーハウスなどを提供してまいります。高効率太陽光ペロブスカイトと大容量不燃性のリン酸鉄リチウム蓄電池を標準搭載し、蓄電池をフル充電した場合、約 2 日分の電力を賄うことができる、外部電力網に依存しないため停電時でも電気が使える、 電気・水 100%自給自足のトレーラーハウスはエネルギーゼロワーケーションを実現します。


私たちは、これらの社会的ニーズに応えるために、系統用蓄電池事業への参入を次なる成長戦略の柱として位置づけました。 また、 系統用蓄電池事業に付加価値を加え、 当社の保有する特許技術を提供し、環境配慮型系統用蓄電池や AI データセンターとして光触媒仕様を標準化します。
光触媒を標準化した蓄電池及び AI データセンターは、防錆、防汚、防カビ、Nox を分解し、さらに新たに開発したマイクロプラスチックの分解技術を発揮する光触媒も標準化し提供します。
また、 大栄産業グループ、TRUEWIN、千葉大学災害治療学研究所は、産学官連携により「誰一人取り残されないプラットフォーム」 を立ち上げて、 事前防災プロジェクトを全国展開します。
私たちは、東京都を中心に「環境防災事業」を主軸とした事業を展開しております。再生可能エネルギー事業・総合解体工事業、産業廃棄物処理業、リサイクル事業の経験を活かし、国立大学と共同研究を行いながら、超微粒子光触技術を主軸とする「環境防災」 企業に成長させていただきました。また、 創業以来多くの社会貢献事業を提供し、多くの皆様にご支持をいただいてまいりました。一方で、企業活動が環境に与える影響を見直す中では、気候変動への対応や持続可能な経営への意識が一層高まっており、 当社は、 環境マネジメントシステム ISO14001 と品質マネジメントシステム ISO9001 を取得しました。こうした背景から私たちは再生可能エネルギーの普及とエネルギーの安定供給に資する系統用蓄電池事業へ本格的に取り組むことで、環境配慮型経営への転換と企業の社会的責任に加え、 SDGsの神髄を理解し、還元することを目指すことといたしました。
■台湾 TRUEWIN テクノロジー株式会社の概要
企業名:台湾 TRUEWIN テクノロジー株式会社
所在地:台湾新竹市東区公道五路二段 176 號 9 樓
台湾 TRUEWIN テクノロジー株式会社は、2017 年に設立された次世代エネルギーソリューション企業であり、 バッテリーセルの化学、バッテリーパック技術、バッテリー管理システム(BMS)、エネルギー貯蔵システムソリューションの経験と能力に基づいて構築されています。TRUEWIN は、産業用途のバッテリー管理と、セルケミストリーの動作及び安全挙動に関する深い知識を持っています。当社は、お客様のために高品質で価値の高い商用エネルギー貯蔵製品とソリューションを作成します。顧客と協力して、世界の再生可能エネルギーおよびエネルギー貯蔵製品の商業開発を最大化します。
産業用バックアップ エネルギー、通信、データセンター、スマート グリッド、住宅用、電気自動車のアプリケーション向けに、低電圧、中電圧、高電圧の幅広いエネルギー貯蔵ソリューションを提供しています。アプリケーションとさまざまなエネルギー密度要件に基づいて、適切なバッテリーセルを選択し、独自のセル拡張機能と BMS テクノロジーでカスタマイズして、市場と顧客に適した高性能ソリューションを作成します。


■業務提携の内容
1.日本国における BESS(定置型蓄電システム)市場の開拓及び開拓手順の策定
2.日本国における BESS プロジェクトの開発
3.技術面における協力関係の構築
4.OEM BESS 及び事業サービスの品質の維持・向上
5.環境配慮型系統用蓄電池及び AI データセンター建設として光触媒仕様の標準化
6.日本国内での電力システム総合展等の運営支援
7.当社が指定する日本国内の約 100 か所のサイト向けに、合計 800MWh の製品の供給
8.日本国における蓄電プロジェクトに対する相互技術支援
9.日本国における系統用蓄電池プラント事業及び AI データセンター事業の共同構築
10.災害支援ステーション事業、コンテナハウスの販売
本パートナー契約により、日本国内における BESS 市場の本格的な開拓と、そのための具体的な開拓手順を策定します。その上で、両社が協力し、日本各地での BESS プロジェクトの企画・開発を推進していきます。これに伴い、技術の各側面でのパートナーシップを構築し、事業基盤の強化を図ります。また、 OEM による BESS 製品と付随サービスの品質維持・向上にも取り組みます。 また、 日本国内で開催される電力システム展示会等への出展を通じ、ブランド認知と市場拡大を進めます。そして、当社が指定する国内約 100 ヶ所向けに、合計800MWh 規模の製品を供給し、実績構築を行います。こうした導入においては、両社の技術的知見を活かした相互支援により高効率な蓄電プロジェクトを実現します。最終的には、日本国内での系統用蓄電池ブランドの共同構築という形で、再生可能エネルギーの安定供給と「誰一人取り残されないプラットフォーム」に貢献してまいります。
■系統用蓄電池事業のビジョン
当社は今回の新規事業を、単なる事業多角化ではなく、「エネルギー問題の解決と誰一人取り残されない持続可能な社会の実現に貢献すること」 を位置づけております。今後、自社工場や物流センターなどのインフラにも蓄電池を積極的に導入し、電力ピークカットやBCP (事業継続計画)対策、電気料金の削減といった企業活動の最適化を図るとともに、これらのノウハウを他企業や自治体に対してソリューションとして提供していく方針です。
また、 TRUEWIN と連携することで、製品の開発・輸入・設置・保守までをワンストップで提供可能な体制を整備し、エネルギー事業において信頼されるパートナーを目指します。
■今後の展望と投資計画
当社は、今後 5 年間で系統用蓄電池事業 D-Package と AI データセンター建設に総額 500億円規模の投資を予定しており、そのうち 30 億円は、自社の蓄電所建設、初期導入及び製品在庫確保、開発体制の強化に充当します。既に自社所有の ID 用地に TRUEWIN 社の系統用蓄電池モデル地区を建設することが決定しており、D-Package スタートモデルとして 3 社連携にてトップシェアを目指します。
代型電力取引市場への対応や、バーチャルパワープラント(VPP)構想との連携も視野に入れており、電力業界のデジタル化・分散化の流れに合わせた柔軟な事業展開を図ってまいります。加えて、ESG 投資やグリーンファイナンスなどによる資金調達も検討しており、環境配慮型事業としての透明性と説明責任を果たす体制の構築を進めております。
■まとめ
今回の系統用蓄電池事業、 AI データセンター事業への参入及び TRUEWIN・ FORMOSA との業務提携は、当社が「建設業」から「エネルギー」へとビジネス領域を拡大する重要な転換点であり、「仕事革命時代」の幕開けです。これにより、企業としての社会的責任を果たしつつ、新たな市場での成長機会を確保することを目指してまいります。当社は今後も、ステークホルダーの皆さまとの信頼関係を大切にし、誰一人取り残されない持続可能な未来を共に創造する企業としての使命を胸に、新たな挑戦を続けてまいります。
大栄産業グループ D-Package ワークフロー
用地調達・電力申請・設計施工・環境配慮型系統用蓄電池販売・設置工事・接続申請・保守管理・電力販売・電力アグリゲーター運用代行・補助金サポート
系統用蓄電池事業と AI データセンター建設に関するお問い合わせ
■お問い合わせ先
大栄産業株式会社 専務取締役 涌井 潤
TEL:027-289-8181
E-mail:d-sangyo@ad.wakwak.com